白髪の予防

「肝臓」が悪いと白髪にも影響がある?

「最近、気付かない間に白髪が増えて来てしまった」というあなた。

美容のために、これ以上白髪が増えるのは避けたいものですよね。特に年齢の若い方であれば、白髪は極力防ぎたいものだと思っているでしょう。白髪の改善を考えていく上で注目したいのが、内臓の中でも「肝臓」です。「肝臓と白髪なんか本当に関係あるのか!?」と思う方もいるかもしれませんが、実は意外にも、肝臓と白髪には深い関係があるのです。
この記事では、肝臓と白髪の関係に注目しつつ、白髪の改善方法を紹介して行きます。

まずはメラニン色素の働きを理解しよう


まずは、白髪になってしまうメカニズムから理解することが重要です。そもそも、何故白髪は生えてきてしまうのでしょうか。黒色のメラニン色素の正常の働きによって、私達の髪の毛は黒色になっています。メラニン色素が、毛髪細胞に正常に受け渡され、分裂した毛髪細胞が髪の毛として生えてくる際、黒色で生えてくるというメカニズムです。
しかし、メラニン色素が正常な働きをしない、作られないということがあると白髪というのは生まれてしまうのです。そしてメラニン色素は、メラニン色素を作り出す、メラノサイト(色素細胞)の働き悪くなってしまうと、メラニン色素は作られなくなってしまうのです。これが、メラニン色素の働きと白髪が生まれるメカニズムです。

そもそも肝臓はどのような働きをしているのか?白髪との関係は?

さて、メラニン色素の働きを理解したところで、肝臓と白髪の関係を理解して行きましょう。
肝臓とは、アルコールの分解や人体の有毒物や老廃物を解毒・分解する臓器です。このような有害物質への働き以外にも、アンモニアの代謝という役割も肝臓は担っています。そのため肝臓機能が低下してしまうと、疲労が溜まってしまったり・・・ということが、人体に起きてしまうのですが、それによってメラノサイト(色素細胞)の生成に大きな影響を及ぼしてしまうのです。そのため、白髪と肝臓の働きには大きな関係があるのです。

そして肝臓は血液を蓄えておく機能がありますが、肝臓の働きが弱くなってしまうと、その機能が弱くなってしまうのです。そうすると血液の全体量が減少してしまい、髪の毛まで、血液を巡らせることが出来なくなってしまいます。血液が巡らなくなるということは、髪の毛まで栄養が運ばれなくなってしまい、正常なメラニン色素や栄養が、毛根細胞まで行き渡らなくなってしまうということになってしまうのです。その結果白髪になってしまうのですね。
このように肝臓の働きと白髪には、大きな関係があるのです。

人間の身体にとって、髪の毛は重要なパーツではない!?

肝臓の働きが弱くなった際に、髪の毛に早い段階で影響が出てしまうのは何故でしょうか。実は髪の毛というのは、人体にとっては、生命活動を維持する上では重要ではないパーツとして見なされています。そのため、人体によってそれほど重要ではないために例えば疲労が溜まったりすると、他の機能を重視するようになってしまい、生命維持としては優先順位の低い髪の毛への栄養の供給は真っ先に切り捨てられてしまうのです。そうなると、髪の毛が切れやすくなってしまったり、白髪が増えてしまうという現象が起こるのです。

肝臓の機能が低下してしまう原因とは?

肝臓と白髪に大きな関係があることはわかってもらえたと思いますが、そもそも何故肝臓の機能は低下してしまうことがあるのでしょうか。肝臓機能低下の主な原因は、喫煙や飲酒などが主な原因と言われています。例えば、アルコールを大量に摂取してしまうと、アルコールの分解に多大な肝臓の働きが必要となってしまうため、その影響で肝臓の機能が低下してしまう恐れがあります。
そして意外かもしれませんが、喫煙も肝臓の機能に大きな影響を及ぼしてしまうのです。先ほど紹介した通り、肝臓には体内に入った有害物質を分解したり、解毒したりする働きがあります。タバコに含まれる有害物質は最初は、肺に取り込まれますが、残りは口内の粘膜や、胃の粘膜に溶け込んで、人体に吸収されて行きます。その後血液中に取り込まれ、全身を巡っていくことになりますが、肝臓で、ニコチンを代謝し、人体を巡っていくのです。本来喫煙は、生命維持に必要ではない活動にも関わらず、このように余分な負担をかけてしまうことで、負担が大きくなり、本来の肝臓の役割が果たせなくなってしまうのです。しかもタバコというのは、一回吸うだけでなく、依存してしまうと慢性的な習慣になります。そうなってしまうと、肝臓には毎日大きな負担がかかってしまうこととなり、間接的にはありますが、白髪の原因にもなってしまうのです。
そして喫煙の肝臓機能への低下はそれだけに止まりません。タバコに含まれるニコチンは末梢血管を収縮させてしまい、体の血液の循環を悪くしてしまう恐れがあります。そうなると、肝臓にはさらに大きな負担がかかってしまいます。血液の体内での循環が悪くなってしまうと、肝臓の負担が増大してしまい、機能が低下してしまうという、喫煙によるダブルパンチを肝臓は受けてしまうのです。
タバコは「百害あって一利なし」とはよく言ったもので、健康を害するのみならず、あなたの白髪にまで影響を及ぼすものだったのです。

肝臓の機能が改善されれば、白髪も予防出来る !?

ここまで、肝機能の低下が、白髪に影響があることをご紹介させて頂きましたが、逆に言い換えてしまえば、「正常な肝臓の機能を維持することが出来れば、白髪も予防出来る」ということになりますよね?
正常な肝臓の機能を維持するためには、飲酒や喫煙を控えることは、ここまで読んだ人には分かってもらえたと思います。それだけでなく、ストレスによる自律神経の乱れや、偏った食生活は肝臓の機能に大きな悪影響を与えてしまいます。ストレスに関しては、肝臓の機能以外の部分でも、白髪に影響を及ぼすため、「最近ストレスが溜まっているな」と感じている方は、上手く息抜きをしたりして、ストレスを溜め込みすぎないようにしましょう。また、偏った食生活についても同様です。しっかりと1日三食、食事を取り、お腹いっぱい食べると言うよりは、腹八分目くらいの食事を意識してみると非常に良いです。あまりにも多くの食事を取ってしまうと、逆に肝臓への負担が大きくなってしまい、悪影響です。「もうちょっと食べたいけど、この辺にしておこう」くらいが適切な食事の量なので、食事についてもそのくらいの量を意識をするようにしましょう。
このように、肝臓に余計な負担をかけない生活を日々意識することで、白髪も予防することが出来るのです。

まとめ

以上、白髪改善に大きな影響がある、肝臓にスポットライトを当てて紹介しましたが、いかがでしたか?これまで白髪への対策を考える上で、肝臓の働きを意識してこなかったという人も多いのではないかと思います。しかし、この記事で紹介した通り、肝臓の機能と白髪には深い関係性があるのです。肝臓の働きを正常に保つことが出来れば、白髪の予防にも効果があるということにもなり、白髪対策としては非常に有効なのです。もちろん白髪の予防だけでなく、健康な体の維持にも繋がるので、まさにこれは一石二鳥とも言えます。
是非この記事で読んだことを意識して、美しい黒髪を維持し続けて下さいね!

白くなってしまった髪はそう簡単に元通りにはなりませんが、これから先、増やさない、あるいは遅らせることは不可能ではありません。肝臓や腎臓を元気にして、1本でも多くのつややかな黒髪が生えてくるように生活習慣を少しずつでも見直してみてはいかがでしょうか。