白髪の予防

若白髪なんてどうしてなるのさ? 「白髪と遺伝」超入門

筆者が白髪を発見したのは高校生のころです。あたまの天辺から向かってやや右手側のあたりでピコンと立っている白髪を発見しました。

あまりに目立つので始めのうちは抜いていたのですが、どんどん増えてきたので、アラフォーな今ではすっかりあきらめてそのままになりました。

10代で白髪となれば、立派な「若白髪」なのでしょうが、そもそも「若白髪」ってどうして生えるのでしょうか?

親譲りの遺伝体質?

若白髪で最も一般的なのが遺伝によるもの、とされます。

人間の髪はもともと真っ白というか透明なのですが、ユーメラニン(黒っぽさを決める)フェオメラニン(赤っぽさを決める)のメラニン色素がメラニンを生成するメラノサイト一定の割合でまざることで、黒や茶、金、銀などの髪の色が決まります。

幹細胞研究で有名な東京医科歯科大難治疾患研究所の西村栄美さんの研究によれば、遺伝子の「Bcl2」と「Mitf」が白髪が生えるメカニズムのカギを握っていると突き止められています。

若白髪の場合、親からさまざまなな遺伝子を引き継ぐ上で、この2つの遺伝子に関しても同じように伝えられ、白髪になりやすい親からは白髪になりやすい子が生まれるのではないかと推測されています。

西村教授らの研究が進み、さらに遺伝子組み換え技術が発達すれば、好きな髪の色を選択できる世の中がくるかもしれませんが、遺伝が原因の白髪を根治する方法は現代医学では確立されていないというのが現状のようです。

あるいはストレスか

心身の不調といえば、なんでもかんでも「ストレス」で片付けてしまう風潮がありますが、白髪もやはり「ストレス」原因説が存在します。

若白髪も同様で、世代、性別を問わず、毛髪の色素を作る機能が損なわれれば黒髪は徐々に白髪に置き換わっていきます。学校生活や家庭、受験、友人関係、恋愛などなど、10代、20代でもストレスは日々起きているので、体の機能不全を引き起こし、白髪が出てきたとしても不思議はありません。

ただ、ストレスが原因の若白髪であれば、ストレスが改善されれば、白髪の進行は止まる可能性もありえるので、希望は捨てずに心身ともにすこやかな生活をできるように工夫していくのが大切ともいえます。

放射線や紫外線も大敵なんだ!

一過性に近い若白髪ということであれば、病気の治療のために照射を受けた放射線や、日差しに含まれる紫外線というのも遺伝子の損傷を引き起こして、白髪を誘発することが否定できません。

特に白髪が頭頂部や分け目などに集中する場合、紫外線を疑ってみる価値ありますので、日傘を差す、帽子を被る、分け目を変えるなどの対応策で緩和が期待できる可能性は高いです。